帰国、Lost Baggage、仲間

日本では久しぶりに下町の夏を満喫した。6月24日に日本着。カナダから運んで来たライブロブスターは、家族にとても喜んでもらえた。ビールとえだまめと刺身と、お袋の作った料理。うまいー!!
久しぶりに亀戸餃子を食ったら泣きそうになった。家族でカラオケに行った。井上陽水の少年時代を歌ったら、歌詞が今の心境にはまりすぎてて、声がつまってしまった。苦笑。ひょっとことししまいのの衣装で後輩の結婚式を祝った。あの衣装に身を包むのも3年ぶりだった。

銭湯に入って、サウナで汗をかいて、水風呂に飛び込んで、扇風機で体をかわかして、服を着たら裸足にサンダルをつっかけて、外に出たら、ムシムシした風が心地よいサマーブリーズに変わっていた。この感覚は本当に久しぶりだった。日本の庶民生活が生み出した知恵だなあと実感する。

そんなこんなで、とても充実した3週間だった。

で、7月13日にカナダに帰国した。生まれて初めて、乗り継ぎのトロント空港でスーツケースが見付からないという体験をする。10フライトに1回はこういうことがあると言っていたが、本当にそのぐらいのタイミングで起きた。バッグのベルトコンベアがまだ回っているのでそこを離れられない。でも次のフライトの時間が迫って来る。ここでジレンマになる。バッグをこのまま待つべきか、それを待たずに予定していたフライトに乗り継ぐか?

僕はベルトコンベアが止まるまで待つ事にした。で、スーツケースが来なかったことを確認して、どこに行くべきか聞いたら、税関のロストバゲージ受付窓口に案内された。そしたら、税関関係の申請書をもう一度書かされた。提出する時に、最後に降りる空港でバッグが無くなったことをもう一度申請するよう言われた。これ、結構大事みたい。

で、次のフライトに間に合わなかったと航空会社に告げたら、簡単に次のフライトのチケットを出してくれた。ということで、スーツケースが見付からなかったら、その場を離れずに落ち着いて報告するのが大事なようだ。一つ勉強になった。

トロントでの待ち時間に携帯のスイッチを入れたら、カナディアンの親友、コリン君が電話をかけてきてくれた。なんと、車で空港まで迎えに来てくれると!!持つべき物は友だ。ハリファックスの空港に到着すると、コリン君が僕の彼女も連れて来てくれていて、到着ゲートで出迎えてくれた。お久しぶりー!とハグ。

僕は今回、日本にもカナダにも、「帰国した」という気持ちで入国した。前回の帰国とちょっと違う心境のように感じられた。どちらの国でも暖かい仲間に囲まれている僕は幸せ者だなあと感謝の気持ちが湧いて来たのだった。みんなありがとう〜〜〜涙