Winnyの作者がなぜ有罪になるのか分からない

http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/091008/trl0910080823000-n1.htm

ファイル共有ソフトウィニー」を開発、公開して違法コピーを助けたとして、元東大助手の金子勇という人が著作権法違反ほう助の罪に問われているということだが、、、

その理屈が通るなら、刃物を作っている人とか、たばこ会社は殺人ほう助に問われなきゃならなくなるだろうに。要は使う側の問題ではないか。今回の争点は、金子勇著作権侵害を「意図していたか?」という所だったみたいだけれど、僕はそれ以前の問題ではないかと思う。


続報が来たので追記。
高等裁判所で行われた二審では逆転無罪ということだったようだ。よかったよかった。
http://mainichi.jp/select/today/news/20091008k0000e040019000c.html
しかし、この人はこの一件で東大の助手をやめなければならなかったのだろう。無罪が確定したら、何らかの形で名誉回復されればいいなと思う。

Stardan盗作疑惑

今週にSednaから発売されたNhato君の新曲"Rouge For Lips"が、Stardanというロシア人によってコピーされ、Nhatoさんの曲が出る事前に無断でリリースされたという、かなり濃い疑惑が浮上している模様です。Stardanの曲は、とりあえず真相が解明されるまで買わないほうが良さそうですね。また詳細が分かり次第こちらにもアップします。

nakajimars

【以下、友人のNECOくんのmixi日記より抜粋です。】

Nhato君がこの曲を作ったのはもう去年の春頃だったと思うのですが、今聴いても斬新だと思える位、当時も凄い曲が出来たと自分達周辺の関係者やDJ達の間では騒ぎになって、その後にMarcel Woodsによって認められたり、オランダのトップレーベルであるHigh Contrastと契約を結んだりとトントン拍子に話が進んでいき、自分達も3周年パーティーの時にはMarcelとともにNhato君をゲストに迎えて行わせていただいたので、自分のマイミクさんの中には直接でも間接的にでも彼の事を知っている人は多いのではないかと思います。

しかも、この曲をパクったStardanという人物はNhato君だけではなく、Taishi君、June-Voiceさんが作った楽曲も自分が作ったと主張し、Myspaceで公開したり、Stardanのオリジナル作品として勝手にレーベルからリリースしたりと常識では考えられない事ばかりやっています。クラブミュージックの面白さというのは既存の音楽に対して、良い作品であればプロデュースやマーケットにある程度の表現の自由があったり、自主的に作ったRemixやブートレグから新たなアーティストが発掘されたりと遊びの部分があるのは事実ですが、今回の件は他人が作った曲を自分が作ったという無茶苦茶な主張によるもので、クラブ音楽が持つそれとは全く別の問題です。

Stardan に対するペナルティーやリリースしたレーベルによる彼らへの保証(これは、逆に言えば彼らの楽曲はリリースされたレーベルの審査を勝ち取るだけで実力があったということでもあります。どういう形になるかは解りませんが、それらのレーベルが彼らをフォローしてくれることを願います。)を含め、きっちりした対応が望まれます。詳しくは以下のNhato君の日記と"OK"をリリースしたレーベルオーナーであるClaudiaに送られたメールの内容の一部を掲載しておきますので、各自の判断でご確認ください。

【Nhato君の日記】

"Nhato - Rouge For Lips"

これが"Stardan - OK"

という名前で売られていました。

①StardanはDJ Mixの音源から切り取ったデータを自分の名義でリリースした

②Nhatoがサンプルを用意して自身の潔白を証明しようとしたが、急遽StardanがNhatoとの合作であることを主張(もちろんそんな事実はありません

③Rouge For Lipsのリリース先であるSedna RecordingsのTasadiがレーベル同士で対処中


加えて、同胞のTaishi君のBackroadという曲も既にButterflyという曲名を付けられて勝手にリリースされ、June Voiceさんの曲もMy Spaceに勝手にUPされていました

両者の意見が真っ向からぶつかっています。どちらがうそをついているか、それは僕がついていないので当然といえばそうですけど、第三者からすると比較できる点はどこか、ということで、

今Tasadiは両者が用意したサンプルパックの音質面などから判断をしてもらうように頼んでいます。加えてオリジナルミックスの音質、明らかに DJプレイ中に追加されたエフェクトの音、つなぎ目等が判断の基準です。ある程度情報がまとまった段階で、僕自身も公に訴えていくつもりです。

もしこの記事を見た方で何か手伝いたい、と思って頂いた方は、是非日記を書いてください。ブログをやられている方でも結構です。

文章は全て転載していただいて構いません。この事態の深刻さ、シーンの抱える問題を、現実をみつめ、乗り越えなければいけません。よろしくお願いします。


【Stardanがレーベルへ向けて送ったメール】

Hi, Claudia!

Yesterday, there was a problem with my release ("OK")! I'm shocked....

Details: I lived in Tokyo for 5 years ... And there, I was acquainted

with the musician (Fakamuro aka NHATO). We exchanged ideas till now,

gave advice and even exchanged new synth's. I've even specified it in

the contract (in section "Engineered by", because he helped me with

it), but he has wanted to release it even without my consent! It has

now appeared that he used my material

(samples:

http://www.sendspace.com/file/bbxced )! Now, when its label was going

to publish a track, it was casually found out... And from me demand to

remove a track from sale! 8-/ But it's not fair!!! What can I do? And

such situation has occurred not only to one track! For example, "Dusty

Floor"

(http://www.amazon.fr/gp/product/B002NB6EXG/ref=dm_sp_alb/279-3049688-183420

8)

from the same pre-release. My samples:

http://www.sendspace.com/file/vmp2ua But it's already another

question...

Nhato

http://www.myspace.com/nhato

A Map of the World in PEI

お袋が一人で国際線を乗り継いでハリファックスまで来た。僕も一週間の休暇を貰い、赤毛のアンの舞台となったプリンスエドワード島(PEI)まで行って来た。
メイプルの紅葉がちらほらと始まった森の中、ハイウェイをひたすら北に向かって走り、3時間で本土とPEIを繋ぐコンフェデレーションブリッジに辿り着いた。真っ青な空の中、空を飛ぶような気分で走り抜けた。

  • PEIに入ってすぐ、お袋と二人で、野外のテーブルでランチにした。


みんな口を揃えてPEIは良いというが、どんなふうに良いのか、行ってみて初めて分かった。赤土と緑で出来た、なだらかなスロープが地平線まで折り重なる雄大な光景だった。空は完全なブルーだった。この時期に行って、風もなく夏のような日差しだったのは本当にラッキーだった。

ドライブ中のBGMはほとんど、A Map of the Worldという映画のサントラを繰り返して聞いていた。このサントラはPat Methenyの作曲で、とても優しい、心にしみるようなギターサウンドと、オーケストラサウンドで構成されている。本当に彼の音は北米の雄大な自然の中で聞くと最高。やばかった。
http://www.amazon.co.jp/Map-World-1999-Film/dp/B00002DEYS
今回の旅では、彼女の可奈ちゃんにとても世話になった。彼女はこの夏、PEIでガイドの仕事をしている。彼女のアドバイスのお陰で、僕たちはゆったりとしていながら充実した旅をすることができた。

  • 彼女とお袋とで記念写真。PEI州議事堂前にて。


到着してすぐに、現地で開催されていた期間限定のシェルフィッシュフェスティバルに行って来た。5ドルで、PEIで採れた新鮮な牡蠣が5個も食えた。ムール貝も山盛りで出て来た。うますぎてやばかった。もうこれだけで来た甲斐があったようなものだった。

  • シェルフィッシュフェスティバルの風景。


夜は北海岸にある社長のケリーさんが経営するコテージに泊まった。なんと、このコテージは国立公園の中にある。この国立公園は、バンフに次いでカナダで二番目に観光客が多く訪れる所だという。もともとこの国立公園の一部はケリーさん一家の土地だったらしい。で、周囲が国立公園となった今も、ケリーさん一家はそこで暮らし続けているのだ。僕らの泊まったコテージはケリーさんの敷地内にあって、窓から海が一望出来る素晴らしい所だった。彼女のお陰でディスカウントまでしてもらえた。

  • コテージからの眺め。


二日目は赤毛のアンのゆかりの場所を巡るツアーに参加した。彼女がツアーガイドをしているのを初めて見た。実に頼もしくて驚いた。

赤毛のアンの作者、ルーシー・モンゴメリーの産まれた場所や、幼少時代に通っていた、いとこの家を見学した。いとこの家のそばには、美しいメイプルの森がある。赤毛のアンの中に出て来る銀色に輝く森は、それをモデルにしたと言われている。

  • いとこの家。


ルーシーモンゴメリーの両親はとても厳しかったため、彼女は友達と遊ぶことが出来なかった。そんな孤独な幼少時代に唯一遊ぶ事が許されていたのが、彼女のいとこだったのだ。そこにはいまだに、当時のままのガラス戸の戸棚が残っている。孤独なルーシーモンゴメリーは、この戸棚に投影された自分自身に別の名前を付けて、その子と良く会話していたのだそうだ。それが、一番印象に残った。


きっとその子が、赤毛のアンの原型になったのだろう。つまり、その戸棚のガラスは、ルーシーモントゴメリーの空想の世界の入り口で、その向こうは本当に赤毛のアンの世界なのだ。そう思ったら、なんだか凄い物を見ているような気がしてきた。

二日目の夜は、そらが完全にクリアで、空が星に満たされていた。あんなに濃い天の川を見たのは初めてだった。


三日目、朝から特に予定を決めずに、お袋と二人でコテージの周りをぶらぶらとしながら、のんびりと過ごした。キャベンディッシュからノースラスティコに続く、真っ赤な岩で出来た海岸沿いを歩いたり、原っぱで寝転んだりして過ごした。



風は殆ど吹いていなくて、夏の名残を感じさせる暖かい日差しだった。本当に気持ちよかった。昼には超新鮮なロブスターを買って来て茹でて、ガーリックバターを付けて食べた。


三日目夜、世話になっているハリファックスの寿司屋の大将にロブスターの刺身のやりかたを電話で教えてもらって、作ってみた。そのとおりにやってみたら、コリコリで超うまかった!シゲさん、ありがとう!というわけで、この日はロブスター三昧。だって、安いし、うまいし。

四日目朝、朝日を見に行った。


そして、可奈ちゃんを乗せてお袋と3人でハリファックスに戻った。ハイウェイ沿いの紅葉が行きよりも深まっていた。


お袋は今朝の飛行機で日本に帰った。本当に心から楽しんでもらえたようで、親孝行が出来て本当に良かった。

善意の価値を無限大に高める方法

それは、見返りを求めないことなのではないか?

僕は、善意の価値というのは次のような計算式で成り立っているのではないかと考えている。
[善意の価値]=[善い行い]÷[期待した見返り]
この計算式によれば、期待した見返りがゼロであれば、善意の価値は無限大か計算不能になる。
逆に、見返りを期待した瞬間、善意の価値は無限から一気に転落して有限の数になる。

今朝、コーヒーを飲みながらそのように思った。


。。。まあ、ベルグソン先生に言ったら、そんなもの数量化出来ないに決まってるだろと怒られるのかもしれないが。
久しぶりに時間と自由でも読んでみようか。
あと、物質と記憶、和訳版をアマゾンで注文して今度来るお袋に持って来てもらおうかな。英語版で哲学書を読むなんてしんどすぎるから、、

帰国、Lost Baggage、仲間

日本では久しぶりに下町の夏を満喫した。6月24日に日本着。カナダから運んで来たライブロブスターは、家族にとても喜んでもらえた。ビールとえだまめと刺身と、お袋の作った料理。うまいー!!
久しぶりに亀戸餃子を食ったら泣きそうになった。家族でカラオケに行った。井上陽水の少年時代を歌ったら、歌詞が今の心境にはまりすぎてて、声がつまってしまった。苦笑。ひょっとことししまいのの衣装で後輩の結婚式を祝った。あの衣装に身を包むのも3年ぶりだった。

銭湯に入って、サウナで汗をかいて、水風呂に飛び込んで、扇風機で体をかわかして、服を着たら裸足にサンダルをつっかけて、外に出たら、ムシムシした風が心地よいサマーブリーズに変わっていた。この感覚は本当に久しぶりだった。日本の庶民生活が生み出した知恵だなあと実感する。

そんなこんなで、とても充実した3週間だった。

で、7月13日にカナダに帰国した。生まれて初めて、乗り継ぎのトロント空港でスーツケースが見付からないという体験をする。10フライトに1回はこういうことがあると言っていたが、本当にそのぐらいのタイミングで起きた。バッグのベルトコンベアがまだ回っているのでそこを離れられない。でも次のフライトの時間が迫って来る。ここでジレンマになる。バッグをこのまま待つべきか、それを待たずに予定していたフライトに乗り継ぐか?

僕はベルトコンベアが止まるまで待つ事にした。で、スーツケースが来なかったことを確認して、どこに行くべきか聞いたら、税関のロストバゲージ受付窓口に案内された。そしたら、税関関係の申請書をもう一度書かされた。提出する時に、最後に降りる空港でバッグが無くなったことをもう一度申請するよう言われた。これ、結構大事みたい。

で、次のフライトに間に合わなかったと航空会社に告げたら、簡単に次のフライトのチケットを出してくれた。ということで、スーツケースが見付からなかったら、その場を離れずに落ち着いて報告するのが大事なようだ。一つ勉強になった。

トロントでの待ち時間に携帯のスイッチを入れたら、カナディアンの親友、コリン君が電話をかけてきてくれた。なんと、車で空港まで迎えに来てくれると!!持つべき物は友だ。ハリファックスの空港に到着すると、コリン君が僕の彼女も連れて来てくれていて、到着ゲートで出迎えてくれた。お久しぶりー!とハグ。

僕は今回、日本にもカナダにも、「帰国した」という気持ちで入国した。前回の帰国とちょっと違う心境のように感じられた。どちらの国でも暖かい仲間に囲まれている僕は幸せ者だなあと感謝の気持ちが湧いて来たのだった。みんなありがとう〜〜〜涙

Stardancerとハイスピードカメラ映像が合い過ぎる件

デトロイトテクノの名盤、Stardancerを聞いていたら、なんかハイスピードカメラの映像と合いそうだなと思い、実験してみた。そしたら、本当に笑えるほど合っていた。
(一番上の映像を再生しながら、その下の二つの動画のどちらかを音声を切って再生してみてください)
特に卓球のPolynasiaとのシンクロ率は相当高い気がする。
しかし、この曲のどんな所がスローモーションっぽいんだろうか??不思議だ。

Stardancer


Best YouTube High Speed Camera Video


石野卓球 Takkyu Ishino - Polynasia

デリックメイが日本に来る!!!

日本一時帰国のラスト前日に、こんなイベントがあるらしい。デリックメイが来るだけでかなり凄いのに、さらに宇川氏が3次元立体VJをやるとのこと。映像のシステムがどうなっているかも気になる。一緒に行けそうな人いるー??

http://www.secretstar.net/VG/

09年7月12日(日曜)13:00〜20:00
【VIRTUAL GAME at STELLAR BALL】

3D-VJイベントSTAR FORTUNE4×FREEDOMのチーム、SECRET STARがデトロイトテクノの神DERRICK MAYを始めに大沢伸一さんに井上薫さんに宇川直宏さんを揃えてまた3D-VJイベントを開催します。
会場は品川プリンスホテル内に所在するエンターテインメント施設エプソン品川アクアスタジアムにある松任谷由実さん命名の1884人収容可能なライブホール、ステラボール
出入り自由のイベントになりますので、アクアスタジアムにある屋内アトラクションや水族館にも行き来可能(入場料別)です。アトラクションには「銀河鉄道999」をモチーフにした屋内コースターギャラクシーエクスプレス999やポート・オブ・パイレーツなどの屋内型アトラクションが設置されてます。

DJ:
DERICK MAY(TRANSMAT from DETOROIT)
大沢伸一(MONDO GROSSO)
井上薫(seeds and ground)
i-sakurai(REPUBLIC)

3D-VJ:
宇川直宏(UKAWANIMATION!)
Tripon
artcode

ちなみにデリックメイといえば、Strings of Life。僕はハウス黎明期の世代では無いけど、初めてこの曲を聴いたときの衝撃的な感じは、今でも聞くたびによみがえる。この曲には本当に魔力が宿っているのではないか。

その曲が生まれた瞬間の回顧インタビュー